ステンレスの長尺加工におけるポイント
一般的に3mを超すような長い部品の加工のことを長尺加工もしくは長物加工といいます。
ステンレスの長尺加工は、厚み方向・幅方向に歪が発生しやすいです。また、複雑形状になれば、ネジレも生じやすく、高精度品にするには加工方法が重要になります。
弊社では形状によって荒加工・中仕上げ加工・仕上げ加工の様に加工工程を分けることで加工時に発生する熱を抑え歪み・ネジレを最小限になるように加工しています。
ステンレスの長尺加工事例①
下の写真は、長尺ステンレスで平面度0.03を実現した事例です。細く長い製品は加工歪が伴うため、精密加工ノウハウが非常に重要です。
技術者の長年の加工歴から培った感覚や知識で、平面度0.03という高い精度を達成することができました。
ステンレスの長尺加工事例②
下の写真は、ステンレスのフラットバーより、切削にて凸型に形成したものと凹型に堀込んだ事例です。ステンレスを削ると歪が生じてしまいますが、歪取りの工程を荒加工と仕上げ加工の間に取り入れることにより、平行度30ミクロンに仕上げることができました。
ステンレスの長尺加工事例③
下の写真は、板厚1.6ミリの薄板長尺ワークです。厚みが薄いために機械加工後には、必ず歪が生じます。弊社の歪取り職人の技術力により、「研削加工+歪取り」の工程を何度か繰り返して平面度0.05を実現しました。
いかがでしょうか。上記で紹介した加工事例はほんの一部です。
「こんな形状、加工できるの?」
「どうすれば、もっと安く加工できるの?」
などなど、加工に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
また、弊社ではYou Tubeチャンネルを開設しており、加工事例の一部や工場内の設備を営業担当が紹介しております。
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長尺部品加工センターを運営する城陽富士工業では、ミクロン単位の超高精度加工や横型加工など、お客様のあらゆるニーズにお応えする加工技術を保有しております。
また、城陽富士工業では、
リモート会議システムを活用した「オンライン技術相談」も随時行っております。