長尺部品の高精度研磨加工におけるポイント
長尺部品の高精度研磨加工におけるポイント
一般的に、研磨加工は機械としての運動精度の向上や耐摩耗性・耐食性の向上による機械寿命の向上、加工精度の向上や高精密化を目的として行なわれます。
弊社では研磨加工の前段階で予め精度の高い機械加工に取り組んでいます。特に長尺部品になりますと歪の影響が大きくなりますが、荒加工や歪取工程を行いながら、マシニングセンターによる機械加工での仕上げを行うことで精度を高めています。
その結果、研磨加工の取り代を0.05ミリ~0.1ミリと最小限に抑えることにより高精度な研磨加工を実現しています。ちなみに当社では、800×400と2000×800の平面研削盤を保有しており長さ1500ミリを超える長尺部品も社内にて対応することができます。
長尺部品の高精度研磨加工事例①:S50C 長尺高精度研磨加工部品
こちらは、材質S50Cの厚み15ミリ、幅100ミリ、長さ1700ミリの長尺加工部品です。加工前、加工途中に歪の状態確認と歪取を行いながら、マシニングセンターにて研磨代を0.05ミリ~0.1ミリに加工しています。最終仕上げで研削盤にて研磨加工を行い、底面に対して平行度30ミクロンに仕上げました。研磨代を最小に抑えることによりリードタイム短縮とともに、材料費のコストダウンにつなげています。
長尺部品の高精度研磨加工事例②:SUS304 長尺高精度研磨加工部品
材質SUS304の厚み20ミリ、幅60ミリ、長さ800ミリの長尺加工部品です。荒加工を行い歪の状態を確認し、最終マシニングセンターにて研磨代を0.05ミリ~0.1ミリまで加工しました。その後、研削盤にて研磨加工を行い、底面に対して平行度20ミクロンに仕上げることが出来ました。弊社ではマシニング加工で研磨代を最小限に抑え加工する事が可能です。その為、研磨加工の時間短縮、コストダウンにつながります。
最後に
長尺部品加工センターを運営する城陽富士工業では、今回ご紹介した長尺部品の高精度研磨加工はもちろん、
ミクロン単位の超高精度加工や横型加工など、お客様のあらゆるニーズにお応えする加工技術を保有しております。
長尺加工に関するお悩みは、是非、当社までご相談ください。
また、城陽富士工業では、
リモート会議システムを活用した「無料オンライン技術相談」も随時行っております。
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