長尺ベース部品の加工ならお任せください!
長尺ベース部品とは?
機械の最下部にあり、床面に据え付け機械を固定するためのベースプレートや、摺動部品を取り付けるスライドベース、各種ユニットや工作物などを取り付けるウィングベースなど、機械本体の保持、機械への部品取り付け等の役割を担うのがベース部品となります。そんな中でも、駆動部や摺動部に用いられるベース部品は省スペース化の観点から、必要最小限の大きさで最大の性能を発揮することが重要となります。そのため、こういったベース部品には、工作物を取り付ける範囲が広くなる細長い形状が求められます。
長尺ベース部品とは、上述の細長い形状で1mを超えるようなベース部品を指します。「1mを超えると対応してもらえるところが…」というお客様、是非弊社にお声掛け下さい。弊社では 1m以下の部品はもちろん、 1mを超え 2m、3mという長尺部品の加工実績が数多くございます。
長尺ベースの加工における注意点
各種機械の中でそれぞれの部品を取り付けて保持、固定を行うベース部品は、位置の精度が重要なポイントとなります。具体的には、基準面からの位置精度や、ピッチ間の精度などそれぞれの位置関係や部品の長さによる位置精度などが挙げられます。高度な位置精度を実現するため、当社では、加工設備の精度、測定方法、測定時の温度管理を一定にすることにより、それぞれの製品に合わせた加工を行っております。
また、他部品との組付けにおいては平面度や平行度、直角度も重要なポイントとなります。駆動部や摺動部がスムーズに動作を行う為には要求された平面度、平行度、直角度をクリアする必要があります。当社では、それぞれの長さに合わせた材料選定や加工方法(ノウハウ)、独自の歪取技術を駆使してお客様のご要望にお応えしています。
長尺ベース部品の加工事例をご紹介!
加工事例①:全長3.0m 長尺ベース部品(A5052)
材質はA5052の厚み10ミリ、幅290ミリ、全長3000ミリのアルミプレート部品になります。平面上に抜き穴加工、タップ加工と両端面にタップ加工をしています。加工、検査時の温度管理や機械の性能を考慮しながらお客様の要求精度に仕上げます。本製品は平面上の穴ピッチ間0.05で仕上げています。
加工事例②:全長1.5m 長尺ベースプレート(S50C)
こちらは、材質S50Cの厚み25ミリ、幅300ミリ、長さ1500ミリの長尺加工部品です。側面にタップ加工、平面上に穴加工とポケット加工、タップ加工を行っております。このベースプレートは機械の最下部にあり、床面に据え付け機械を固定する役割を持つ部品となります。
加工事例③:全長0.9m 長尺ベース部品(SUS304)
こちらは、材質SUS304、厚み20ミリ、幅200ミリ、全長900ミリの長尺ベース部品になります。両端面にタップ加工、平面上に長穴加工、タップ加工ザグリ穴とリーマ穴加工をしています。平行度、平面度0.05、穴ピッチ間精度0.05で仕上げています。
最後に
長尺部品加工センターを運営する城陽富士工業では、
ミクロン単位の超高精度加工や横型加工など、お客様のあらゆるニーズにお応えする加工技術を保有しております。
長尺加工に関するお悩みは、是非、当社までご相談ください。
また、城陽富士工業では、
リモート会議システムを活用した「無料オンライン技術相談」も随時行っております。
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