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スライドウェイ(ガイドレール)の長尺加工

スライドウェイ(ガイドレール)の長尺加工

「スライドウェイ」は、工作機械や射出成形機、鍛圧機械などの移動摺動面に使用される高精度なガイドレールです。当社では、独自のノウハウ・技術を用いて、荒加工時に歪を極限まで抑え加工を行い、さらに、必要に応じて各工程で歪み取り工程をいれ、最終仕上げを行います。これにより、スライドウェイのような長尺部品でも、歪みを小さく加工し、平行度、平面度の精度保証に取り組んでいます。また機械加工時、検査工程での温度管理も行い、長さや穴ピッチ間精度保証にも取り組んでおります

 

長尺部品加工センター.COMのスライドウェイ(ガイドレール)加工が選ばれる理由

①スムーズな動作性を実現

レール部品は製品や車両などを誘導し搬送する部品となります。部品単体はもちろん接続箇所でのスムーズな動きが重要となります。当社は平面度・平行度 20μまで対応可能となります。

②高硬度材の材料提案で高耐久性を実現

摺動部分は高い耐久性が求められます。当社では高硬度材種の加工や NAK 材・HPM 材など材質変更のご提案など、幅広い対応を致します。

③多品種少量対応が可能

お客様の使用環境に応じた製品長やストローク長の変更などに伴う細かい仕様変更にも柔軟に対応いたします。当社は6mまでの長尺部品を 1 個から製作いたします。

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レール加工の加工事例

①マイティバー FC300 全長1600mm レール部品

マイティバー、FC300を使用したガイドレール部品です。マイティバー、FC300の特徴は、加工性が良くSS400などの一般的な鉄系材料と大きく変わりませんが、FC250に比べ硬度が高く、加工時の工夫が必要な材料となります。また、摩耗しにくく減衰率が高い為、振動や騒音を抑えることができ摺動部やレール部品に向いている材料といえます。但し、材料に含まれる黒鉛が加工機の内部に溜まり機械の動きや精度に影響を与える可能性があります。

弊社では加工方法を工夫することにより鋳鉄の長尺加工も可能としています。本製品は、厚み精度±0.02、段落ち部の平行度0.02となっております。材質、硬度に応じた工具や切削条件の選定で安定した加工を実現いたします。

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②ガイドレール S50C調質材 HRC25 平行度0.02

厚み55ミリ、幅35ミリ、長さ1500ミリのレール部品です。本製品はベースプレートに組み付けて使用されるため、底面に対し段落部分は平行度0.02となっております。レール部品につき、硬度が必要な為S50Cの調質材を使用して加工しています。S50Cの生材の硬度がHRC16程度に対し、S50C調質材はHRC25程度となり製品の長寿命化に繋がります。但し硬度が高くなる為、加工性は低くなります。材料の特性に応じた加工条件・工具の選定を行うことで安定した加工が可能となります。

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最後に

長尺部品加工センターを運営する城陽富士工業では、ミクロン単位の超高精度加工や横型加工など、お客様のあらゆるニーズにお応えする加工技術を保有しております。長尺加工に関するお悩みは、是非、当社までご相談ください。

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