加工事例

SKD11 焼き入れレール

SKD11 焼き入れレール
寸法 30×35×1000
材質 SKD11
精度 平面度、平行度20ミクロン
特徴 焼入れ後斜め仕上げ加工、穴加工、タップ加工、ピッチ間精度±0.05
参考価格 158.000円(材料費別)

事例の特徴

材質はSKD11の厚み30ミリ、幅35ミリ、長さ1000ミリの搬送レールです。

φ5穴加工とM8のタップ加工を行っています。

穴加工のピッチ間精度は±0.05となっております。

焼入れ後の硬度はHRC58程度となっています。

SKD11は熱処理を加えることで高硬度と耐摩耗性に優れた材質となります。

しかし焼入れを行うと製品に伸び縮みが発生する為、穴ピッチの精度保証が困難となります。

弊社では焼入れ前の段階では斜め部分の荒加工までを行い穴加工、タップ加工は行いません。

焼入れ後に研磨加工を行い、その後マシニングセンターにて斜め部分の仕上げ加工、

穴加工及びタップ加工を施しました。

焼き入れ後のSKD11は素材の硬度が上がり、また靭性が低下するため被削性が著しく低下します。

弊社では加工条件や工具の選定などを工夫して加工する事により斜め仕上げ加工や穴加工、タップ加工を施すことに成功しました。

焼入れ後に穴加工などを行うためピッチ間の精度を出すことも可能です。

こういったレール部品の焼入れ加工部品でお困りの際は城陽富士工業にお任せください。

関連事例