精密加工を実現する材料選定のポイント4
BEFORE
S50Cに焼入れを施した材料を採用する場合、焼入れ後には材料の歪みが大きいため、加工の困難な場合が多く発生していました。
AFTER
プリハードン鋼(NAK80等)を採用することで、S50Cの焼入れと比べて、変形が少ないため、こちらが求める寸法で使用することできます。
POINT
焼入れを実施すると、材料になんらかの変質による、形状の変形が発生します。そのため、ある程度の硬度を持つプリハードン鋼(NAK80等)を採用することで、焼入れによる歪み・変形に影響されずに加工をすることができます。