深長穴加工における設計のポイント
BEFORE
深い穴加工は、切削油をスムーズに送れず、刃物が熱を持ちやすく、加工することが困難になる場合があります。
AFTER
穴の貫通が必要ない場合であれば、図のような両面からの浅い穴加工に変更することで、加工を容易にすることができます。
POINT
穴を貫通させた場合、穴の深さ比率を示すL/Dは5となり加工が難しく工数がかかってしまいました。そのため、設計段階で両面からの穴加工(L/D≒1.67)に変更することでコストダウンにつながることが可能になります。
※L/D=穴深さ(L)÷工具径(D) ※L/Dは小さいほど加工がしやすい