長尺ワークにおける高精度穴加工のポイント
BEFORE
図のような深い穴加工の場合、加工中に刃物が欠ける危険があり、また出口付近では刃物のへたりにより回転を上げることが出来ず、非常に加工工数が増えてしまいます。
AFTER
あらかじめ設計図面上に有効な深さを明確に指示することで、必要な機能を満たすための最適な加工ができます。パターン1、パターン2の場合、左右からφ20H7の加工精度は入口の部分だけ必要なため、加工精度を満たすことができます。
POINT
長尺物の穴開け加工は、長さがあればあるほど切削工具の刃物が熱を持ち、精度を出すための工数がかかります。受け側の必要な機能を満たした上で、加工を考慮した最適な形状にすることがコストダウンにつながります。