SUS304タップ加工の安定化のポイント
BEFORE
図のように、SUS304のM5タップ加工では従来スパイラルタップを使用していましたが、長時間の自動運転を目的に切粉が出ない転造タップへ変更しました。しかし、転造タップは 375 カ所目(25 個 × 15 ヶ)で突然折損し、原因も特定できませんでした。加えて、折損を自動検知できないため、そのまま後続加工が進行し、重大不良につながるリスクを抱えていました。
AFTER
SUS304の転造タップ加工は難度が高く、スパイラルタップよりも下穴径や深さ、垂直度の管理精度が厳しく求められます。安定した自動運転を実現するためには、下穴条件の徹底管理に加え、タップ寿命の明確化と折損を確実に検知できる仕組みの導入が重要です。さらに、加工数量や品質要求に応じて、転造タップとスパイラルタップを適切に使い分けることで、リスクを抑えながら安定した生産が可能になります。
POINT
SUS304のM5タップ加工で転造タップを採用したところ、原因不明の折損が発生し、検知できないことで重大不良のリスクがありました。これを防ぐため、転造タップ特有の厳しい下穴管理に加え、タップ寿命の明確化と折損検知を導入が必要です。加工数量や要求に応じてスパイラルタップと使い分けることで、より安定した自動運転が可能になります。