プレート加工に研磨仕上げが必要な理由
プレート加工に研磨仕上げが必要な理由
研磨仕上げをすることでフライス加工では難しい、わずかな凹凸を少なくする事により高精度な平面度・平行度が可能です。例えば、吸着盤のような製品ではフライス加工のカッターパスを消して、より表面を滑らかにする必要があるので研磨仕上げにより面粗度を上げる事ができます。また、外観などの見た目を重視した部品の場合にも、研磨仕上げが必要になります。
研磨仕上げにおけるポイント
薄いプレートや細長いレール部品などの場合、特に研磨代が多いと、研磨仕上げで反りやねじれが発生しやすくなります。大物プレートなどは、研磨代が0.1違うだけで加工時間が大幅に変わります。前工程の精度が悪いと、研磨仕上げに時間がかかってしまいます。そこで、研磨仕上げ前のフライス加工で出来るだけ精度良く加工し、研磨代も最小限にすることが重要になります。それにより、研磨仕上げによる反りや歪みを抑え、加工時間も短縮でき、コストダウンにつながります。
加工事例:鋳物 長尺プレート(FC250)
下の写真は、長さ1.5mの鋳物で平面度20μmを実現した事例です。段つきの研削加工 、かつ壁面も研磨仕上げを行っています。
最後に
長尺部品加工センターを運営する城陽富士工業では、ミクロン単位の超高精度加工や横型加工など、お客様のあらゆるニーズにお応えする加工技術を保有しております。
また、城陽富士工業では、
リモート会議システムを活用した「オンライン技術相談」も随時行っております。