こちらは、材質がSUS304の厚み12ミリ、幅300ミリ、全長900ミリの長尺プレート部品の製作事例です。

平面上に角穴、深さ2ミリの段落ち加工とザグリ穴・リーマ穴加工、側面にタップ加工を施しており、

精度は平面度は30ミクロン、面粗度Ra1.6を実現しています。

ステンレスSUS304は磁性がなく研削加工は困難な材質です。

また、研削加工時の熱の影響により反りや歪が発生しやすくなり、

研削加工後の歪取は不可となりますので、研削加工の難易度は非常に高くなります。

そのため、この様な製品の場合は、弊社ではマシニング加工仕上げによる研削レスを提案しております。

弊社では材料の選定を行い必要に応じて焼鈍材の選択もご提案しております。。

本製品では、大きな角穴や段落ち加工があるため、焼鈍材を使用しております。

焼鈍材を使用することで、予め残留応力を逃がし、機械加工により歪を抑えることが可能となります。

これにより、お客様のご要望通りの精度に仕上げることができます。

また、研削レスで仕上げることで、約15時間ものリードタイムの短縮を実現しております。

このように、ステンレスの長尺ベース加工品につきましては研削レスの選択もございます。

ステンレスの長尺ベース加工品でお困りのお客様はお気軽にお声がけください！