加工事例

ステンレス SUS304 高精度 ベースプレート フレーム部品 医療機器・食品機械部品など

ステンレス SUS304 高精度 ベースプレート フレーム部品 医療機器・食品機械部品など
寸法 厚み8ミリ幅500ミリ全長500ミリ
材質 SUS304
精度 板厚精度±0.02 平面度0.02 φ150の抜き穴中心部の位置精度は基準から±0.02
特徴 反り、歪を抑えるため焼鈍材を採用。オーステナイト系ステンレスの為研削レス加工。錆に強く衛生的な材料のため医療機器や食品機器などの部品で使用される。
参考価格 180,000円(材料費別)

事例の特徴

ステンレスSUS304の厚み8ミリ幅500ミリ全長500ミリの高精度ベースプレート部品です。

φ150の大きな抜き穴や切り欠け加工をしています。

ステンレスSUS304の加工時の注意点としては加工中の熱と応力が挙げられます。

SUS304は一般鋼材と比較して熱膨張係数が大きく加工中の熱の影響を受けやすい材料です。

また切削加工による塑性変形は加工硬化を引き起こし工具の摩耗や破損につながります。

それらの要因が重なり合い残存応力が発生し加工後の反りや歪を発生させる原因となります。

弊社ではこれらのトラブルを未然に防ぐ為に製品の形状に応じてSUS304焼鈍材をご提案します。

焼鈍を行うことで材料の内部応力が除去され組織が均質化されます。

加工硬化も抑えられるため加工中の工具の摩耗・損傷や

加工後の歪や反りなどの変形を防ぐ効果が得られます。

切り欠けや穴加工は軽量化や結合、放熱などの目的があります。

さらにSUS304を採用する目的は高い耐食性が挙げられます。

錆びに強く衛生的であるため医療機器部品や食品製造ラインのタンクやコンベアの部品に使用されます。

相手部品が取り付く部品は特に高い精度が必要といえます。

弊社は磁性のないオーステナイト系ステンレスは、研削加工を行わず

マシニング加工(研削レス加工)でお客様のご要望にお応えします。

本製品は板厚精度±0.02、平面度0.02で仕上げました。

またφ150の抜き穴中心部の位置精度は基準から±0.02で仕上げています。

ステンレスの高精度ベースプレート部品は城陽富士工業にお任せください。

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